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[caption width="395" align="alignnone"] photo by pakutaso.com [/caption]
私は今、農業というか百姓に興味があります。

興味があるというか、百姓になりたい。もちろん、デザインの仕事もやっていきたいのですが、百姓をしながらデザインをやっていきたいって感じです。

デザイナー兼百姓です。
兼業農家の最新版みたいなもんですかね?最近「半農半X」といった考え方にもあるように農が生活の基盤にあって、その中で自分のやりたい仕事をやっていくといったイメージです。

なので、農業だけで生活をしていくわけではなく、自給自足の生活をしながら好きな仕事をやるといった形です。

そして自分的には農家じゃなくて百姓なんですね。
同じじゃないかという声もあるかと思いますが、自分の中ではちょっと違うんです。

なんと言っても「奇跡のりんご」の木村秋則さんの本を読んだ影響が強いのですが、私自身自然農法というものにすごく惹きつけられています。その木村さんが、百姓というのは百の作物を育てて百の知恵や経験をもっているという事と本の中で言われていました。

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今の農家はどちらというと、限られた品種を大量生産して効率や生産性を重視したやり方が一般的になっていると思います。そのほうが採算は取れるし、経営的にもうまくいく。そのやり方も間違いではないと思うのですが、また違った視点で「自然と共生する」「自然の恵みをいただく」という観点からそういった、ひとつの畑で多様な作物を育てていくといったような、自然というものにより寄り添った自然農法というものが小さな波として今おこっているのではないかと思います。

そんで、自分的にはとりあえず今は家族が食べていけるだけの作物を無農薬の自然農法で育てていければと思っています。

それをやるために去年から実家の庭や市民農園を借りて、作物を育てています。実際にやってみて色々学びましたし、うまくいかない部分もいっぱいありました。



でもその中からも元気に育っている野菜を見て、植物の持っている生命力に改めて感動することもできました。野菜からパワーをもらえるんですね。これは魂から湧き上がる喜びだと感じました。

なので、これからもコツコツと野菜づくりはやっていきたいなぁ〜って思っています。いっぱい収穫してお世話になっている方々に贈ることができたらなぁと思っている今日この頃であります。